はじめの一歩6月号(通算第63号 )
心温まるひと時
須﨑 満喜子
集会の時間に「めーだーかーの がっこーはー かーわーのーなかー・・・♪」 と季節に合わせた童謡が、かわいらしい声でピアノの音色と共に園舎の外まで聴こえてきます。
「あー、もうすぐ暑い夏がくるなぁ」 「プールも始まるわ」 「そういえば、めだかって・・・川の中にいたっけ・・・?」 などと園庭で作業をしながら、いつの間にか、いろいろなことを連想してしまいます。
この職場で働くまでは、長いこと童謡とはあまり縁がありませんでした。昔から歌われている懐かしいものが当園ではずっと選ばれているようで、
一緒になってすぐに歌えるものが多いような気がします。また幼い時に何度も聴いたり歌ったりした記憶が、この童謡に限っては不思議としっかり残っています。
短いメロディーや言葉が繰り返されて、なじみやすいからでしょうか。幼い子からお年寄りまで歌える心温まるやさしい歌。短い時間なのにその瞬間はゆったりと、時が流れるようで、気持ちが癒されます。仕事をしながらそんなひと時をすごせるなんて、幸せだなとつくづく思います。