はじめの一歩3月号(通算第60号)
うれしかったこと
小峰美穂子
3月と言えば卒業式ですね。卒業式というと思い浮かぶことがあります。
私が中学生の頃、トイレに入るたびスリッパを揃えていたのです。何気なくやっていたのですが、卒業式の当日、卒業証書を受け取るため壇上に上がると、校長先生が小さな声で「いつもスリッパを揃えてくれてありがとう」と言ってくださったのです。私はその言葉にビックリしました。「校長先生は見ていてくれたんだ」と嬉しくなりました。
時が経ち、校長先生とお話しする機会がありました。当日の事をお話しすると、先生も喜んでくださいました。私は普段、何気なくやっていたことを見ていてくださったことが、今でも心の中に残っています。私も子どもたちの何気ない行動、優しさ、思いやりなどを見逃がさず、褒めていきたいと思っています。・・・校長先生のように、、、